運動前のストレッチは良くない？

帯広市でパーソナルジムを運営している安藤です！
医療系国家資格を保有するトレーナーがお伝えするプチコラムです！

皆さんストレッチしたことはありますか？？

ないという人の方が珍しいかもしれないですね。

ストレッチは怪我を予防することが科学的根拠として示されています

なので運動する前にはストレッチをするというのが当たり前のようになっているかと思います。

特に歳を重ねるごとに、

肉離れしないように・・・とか
明日の仕事に響かないように・・・・とか

自分の身体の衰えを感じている人ほど、入念にやるイメージがありますね。

僕も運動するたびに

アキレス腱切れませんように・・・

と願っています笑

最近では運動前の静的ストレッチは良くないとか、
動的ストレッチの方が良いとか

色々な情報がありますね。

何かしら聞いたことがあるのではないでしょうか。

ストレッチに関して言えば、

怪我を予防するためのストレッチが実は運動のパフォーマンスを低下させる

ということをヨーロッパのスポーツ医学会が公式に認めています。

その後、アメリカのスポーツ医学会でも同様に認められ、

最近では運動前にストレッチをしてはいけないというのが世界の常識になっているそうです！！

えーーーーーーーーーーーーーーって思いませんか？？笑

運動のパフォーマンスを低下させる

ということは、スポーツだけでなく筋トレでも同様です。

運動前のストレッチは筋トレのパフォーマンスを低下させることが示唆されています。

だがしかし、筋トレして怪我をするリスクもありますので、予防はしたいですよね。

そこで大事なのが、「パフォーマンスを低下させないストレッチの方法」です。

パフォーマンスを低下させないためにはどうしたら良いのか。

その方法のキーになるのが

「時間」と「ウォームアップ」です。

何年も前から、ストレッチの方法に関して、色々な研究が行われてきました。

ちなみに僕も専門学校の卒業論文で

「ストレッチがパフォーマンスに及ぼす影響」と題して

静的ストレッチと動的ストレッチを行なった際の垂直跳びと立ち幅跳びを測定し、
結果にどう影響するかを発表しました。

その時の結論から言うと、静的ストレッチの方が、パフォーマンスの低下が生じやすいとの結論に至ったのですが、

短時間のストレッチであれば、それほど影響はないと言う結果も出てました。

お前の研究なんて、当てにならんと思う方へ。

僕もそう思います。笑

ですが当時から、実際にそれと似たような研究も発表されていました。

その中でも色々な研究を通して、一つの基準として、60秒という結果がありました。

短時間のストレッチというと、だいたい30秒くらいでしたが、これではあまりパフォーマンスの低下は見られず、それほど影響ないと。

ただ逆に60秒以上となると、パフォーマンスの低下が生じやすくなるという報告でした。

ですが、柔軟性の改善が見られるのは60秒だったり、120秒だったりという報告もあります。

ですが、同じ部位に対して60秒以上のストレッチって、日常の中ではなかなかやらないかもしれませんが、運動前にお話しながらストレッチをするときは注意が必要ですね。

あとは短時間のストレッチでもパフォーマンスが低下するのが心配という方。

そのような方はウォームアップと組み合わせることをお勧めします！！

運動する前に、ウォームアップをする方は多くいると思いますが、
ウォームアップを通して、身体を温めることが大事です。

「筋肉の温度が1度上昇すると最大筋力が4~5%増加する」するそうです！！

筋肉の温度が上昇すると、筋肉が収縮するためのエネルギー効率がアップします。

筋肉の温度が上昇するとエネルギーの代謝が促進するので、筋力や収縮速度が上昇するのです。